2011.10.31 Monday
「編集・ライター講座 上級コース」シーズン3は何をやるか
宣伝会議「編集・ライター講座 上級コース」シーズン3(公式サイト)がスタートする。
上級コース概要を記す。
11月26日スタート、土曜日、18時30分〜20時40分。
全10回、20コマ。ほぼ隔週のペース。
経験は不問。
課題が出る。
講座のない日も、メールなどでやりとりする。
今回は、Facebookのグループも使う。
ネット環境がない人は、受講するのをチャンスに、そろえるといい。
いまネット環境なしで編集・ライターをやろうとするのはあまりにも困難だ。
Facebookなどの使い方を知らないという人も、だいじょうぶ。みんなでやりとりをする中で理解できてくる。
講座をやって気づいたのは「ネットでやりとりする有効な方法を身につけている人が少ない」ということだ。
習得すれば、会議や打ち合わせのスピードもあがる。情報の整理もできる。わからないことを聞いたり、協力しあえる人を見つけるのも簡単になる。人と出会うこともできる。宣伝や告知にも使える。これほど活用できる武器を使わずにいる手はない。
というふうに、講座は「講座の日だけ何かをやっておしまい」というスタイルではない。
「月に2回ちょっとやっただけで、プロの編集・ライターとして活躍できる」なんてことはない。
プロは毎日書いている。あなたも毎日書くべきである。
経験は不問だが、その覚悟は必要。
全20コマの講座。前半は、表現の基礎力を身につける。
「何を書くのか」「どう構成するのか」「どう書くのか」をつかみとってもらう。
これらに、ひとつの共通解はない。だから座学、インプットだけを繰り返していても見つけられない。実践的に書きながら、見つけていく。
インプットとアウトプットを繰り返し、ループさせる。
「分かってるけどうまくできない」って人は、インプットはしてるけどアウトプットが足りないってことが多い。
ところがアウトプットって、反響がない状態では続けにくい。
講座であれば、表現することに意識的な仲間がいる。反響もダイレクトに伝わる。
だから、講座ではアウトプットの機会を増やして、インプットとアウトプットのループをくるくる回していく。
後半は、「商業媒体に自分の文章を発表する」「自分のメディアをもつ」ことを目標とする。
っても、これ前半部分でも仕込んでいくんだけど、基礎力を身につけておいて、後半にぐっとそこに迫っていこうという目論見だ。
文章を書いても、それが成り立つ仕組みがなければ続かない。「どう発表するのか」「どう繋がっていくのか」「どう持続していくのか」。
ゲストに編集者を呼ぶ。話を聞くだけじゃない。その人が持っている媒体に載ることを想定して原稿を書く。編集者がそれを読む。
「誰が読んでくれるか」がはっきりしない文章は、ぼんやりしてしまう。校長先生の話や、政府広報の文章がつまらなくなるのは、誰が聞いても、誰が読んでも、怒られないように、あらゆる方向に気を配るからだ。
誰が読み、誰に届けるのか。そこをクリアにしない文章を書いていると、誰にも怒られないけど、誰も読んでくれない文章になってしまう。
だから、そこをクリアにして書いてもらう。
もちろん、編集者が「この人は書ける!」と判断したら、そこでデビューすることも可能だ(これまでの講座で実際にデビューしている)。
シーズン1では「電書フリマ」を開催した。シーズン2では電書雑誌を制作した(ぼくが知らない間に受講生がみんなで卒業電書を作ってたというサプライズもあった)。
今回も、電子書籍を作ろうと考えている。そのために協力な助っ人も参加してもらう約束をとりつけた。転がせるだけ転がしていく。
チームを作った。講座が終わっても、チームでけっこう会って飲んだり、一緒に何かやったり、プロジェクトがはじまったりしている。今シーズンも、そうなるようにしようと思う。
講座の後は、呑み会をやっている。そこでも新しいプロジェクトが生まれたり、遊びに来てくれた編集者やライターと何かやろうってことになったりする。
講座外の活動も、盛りだくさんになるだろう。全部に参加する必要はない。「自分がやりたい」と思うものにチャレンジしてほしい。
講座外の活動があって、それがバラバラになったり、止まったりしないように、ときどき講座でみんなが会う。そこで考えを揺さぶる。そういう構成になるはずだ。
文章を書くというのは、全員が同じ目標に向かうものじゃない。
それぞれのスタンスとベクトルで、それぞれの魅力を持つ表現を身につけていく。
そのための講座だ。
■リンク
・「編集・ライター講座 上級コース」シーズン3は何をやるか
・文章を書いたらチェックしたい17の項目改
・「勢いで書いた文章の方が良かったりする」の謎
・米光のライターの仕事
・「こうして編集者・ライターになりました」
・講座生、その後の活躍
・Q&A「編集・ライター講座 上級コース」シーズン3
上級コース概要を記す。
11月26日スタート、土曜日、18時30分〜20時40分。
全10回、20コマ。ほぼ隔週のペース。
経験は不問。
課題が出る。
講座のない日も、メールなどでやりとりする。
今回は、Facebookのグループも使う。
ネット環境がない人は、受講するのをチャンスに、そろえるといい。
いまネット環境なしで編集・ライターをやろうとするのはあまりにも困難だ。
Facebookなどの使い方を知らないという人も、だいじょうぶ。みんなでやりとりをする中で理解できてくる。
講座をやって気づいたのは「ネットでやりとりする有効な方法を身につけている人が少ない」ということだ。
習得すれば、会議や打ち合わせのスピードもあがる。情報の整理もできる。わからないことを聞いたり、協力しあえる人を見つけるのも簡単になる。人と出会うこともできる。宣伝や告知にも使える。これほど活用できる武器を使わずにいる手はない。
というふうに、講座は「講座の日だけ何かをやっておしまい」というスタイルではない。
「月に2回ちょっとやっただけで、プロの編集・ライターとして活躍できる」なんてことはない。
プロは毎日書いている。あなたも毎日書くべきである。
経験は不問だが、その覚悟は必要。
全20コマの講座。前半は、表現の基礎力を身につける。
「何を書くのか」「どう構成するのか」「どう書くのか」をつかみとってもらう。
これらに、ひとつの共通解はない。だから座学、インプットだけを繰り返していても見つけられない。実践的に書きながら、見つけていく。
インプットとアウトプットを繰り返し、ループさせる。
「分かってるけどうまくできない」って人は、インプットはしてるけどアウトプットが足りないってことが多い。
ところがアウトプットって、反響がない状態では続けにくい。
講座であれば、表現することに意識的な仲間がいる。反響もダイレクトに伝わる。
だから、講座ではアウトプットの機会を増やして、インプットとアウトプットのループをくるくる回していく。
後半は、「商業媒体に自分の文章を発表する」「自分のメディアをもつ」ことを目標とする。
っても、これ前半部分でも仕込んでいくんだけど、基礎力を身につけておいて、後半にぐっとそこに迫っていこうという目論見だ。
文章を書いても、それが成り立つ仕組みがなければ続かない。「どう発表するのか」「どう繋がっていくのか」「どう持続していくのか」。
ゲストに編集者を呼ぶ。話を聞くだけじゃない。その人が持っている媒体に載ることを想定して原稿を書く。編集者がそれを読む。
「誰が読んでくれるか」がはっきりしない文章は、ぼんやりしてしまう。校長先生の話や、政府広報の文章がつまらなくなるのは、誰が聞いても、誰が読んでも、怒られないように、あらゆる方向に気を配るからだ。
誰が読み、誰に届けるのか。そこをクリアにしない文章を書いていると、誰にも怒られないけど、誰も読んでくれない文章になってしまう。
だから、そこをクリアにして書いてもらう。
もちろん、編集者が「この人は書ける!」と判断したら、そこでデビューすることも可能だ(これまでの講座で実際にデビューしている)。
シーズン1では「電書フリマ」を開催した。シーズン2では電書雑誌を制作した(ぼくが知らない間に受講生がみんなで卒業電書を作ってたというサプライズもあった)。
今回も、電子書籍を作ろうと考えている。そのために協力な助っ人も参加してもらう約束をとりつけた。転がせるだけ転がしていく。
チームを作った。講座が終わっても、チームでけっこう会って飲んだり、一緒に何かやったり、プロジェクトがはじまったりしている。今シーズンも、そうなるようにしようと思う。
講座の後は、呑み会をやっている。そこでも新しいプロジェクトが生まれたり、遊びに来てくれた編集者やライターと何かやろうってことになったりする。
講座外の活動も、盛りだくさんになるだろう。全部に参加する必要はない。「自分がやりたい」と思うものにチャレンジしてほしい。
講座外の活動があって、それがバラバラになったり、止まったりしないように、ときどき講座でみんなが会う。そこで考えを揺さぶる。そういう構成になるはずだ。
文章を書くというのは、全員が同じ目標に向かうものじゃない。
それぞれのスタンスとベクトルで、それぞれの魅力を持つ表現を身につけていく。
そのための講座だ。
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・「編集・ライター講座 上級コース」シーズン3は何をやるか
・文章を書いたらチェックしたい17の項目改
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・米光のライターの仕事
・「こうして編集者・ライターになりました」
・講座生、その後の活躍
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